「九州 1」新発売です

2010/05/21

写真にタイトルは必要?

写真にタイトルはいらない、と前々から考えていたんですよ。
写真っていうのは、バンッと静止画があるだけっていうシンプルさが良いわけで、
そこにタイトルっていう言語が加わると、見る側の想像力を限定しちゃいますからね。

撮影者がどう考えたかは放っておいて、勝手にあれこれと考えて、感じればいいじゃないの、
これこそが自由、鑑賞の楽しみ、と考えていたわけです。
なので、写真だけがあって説明は一切なし、作者は何も解説しない、ってのが理想だと思っていたんですよ。

でも、ここ最近の僕の写真って、不親切でしょ。
中望遠レンズで縦位置で撮って、主題と周りとの関係性を分からないようにしてるんで、写真自体がその内容を説明していない。
これだと、ちょっと取っつきづらいかな、とは薄々感じていたわけです。

で、試しに写真の下に地名を入れてみたんですよ。
そしたら、ぐっと親しみがでてきたじゃないですか。
写真自体に抽象度が高い場合は、そのとっかかりとして、タイトルをちょこんとつけるのは良いかもしれませんね。

とはいえ、20100512の「本日の大特価」みたいなのは、地名を出さないで、
ここがどこかは秘密。説明もしないよ。
っていうふうにしたほうが良いような気もするんだよなあ。
ま、これはそもそも抽象的じゃないしな。


                  大塚


                  巣鴨


                  下井草

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